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コーヒーやワインに限らず食べ物や飲み物等は、空気(窒素75%、酸素25%程)に含まれる「酸素」に触れることで酸化をします。
もちろん窒素100%の中でコーヒーを煎ったり、ワインのコルクが開けられたら酸化することなく長期間の保存が可能なのですが、日常においては不可能に近いですよね。
一瞬でも酸素に触れてしまうと、後に窒素100%の中で保存したとしても、酸化は進行してしまい、止めることは出来なくなってしまうのです。
コーヒーやワインにとって「酸化」は悪いイメージが強いのですが、実は「味をまろやか」にする効果もあります。
ワインの場合、コルクを抜いた直後の味は、色々な風味がバラバラに感じてしまい、硬く尖ったイメージを受けるのですが、酸素に触れることで熟成スピードが一気に加速され、時間と共にまろやかになりバランスの取れた風味に変化して行きます。
もちろんコルクを抜いてから1週間以上を経過すると果実味が落ちてしまい、さらに酸化が進むと酸っぱく感じるようになります。
実は、コーヒー豆もワインと同じように酸化を致します。
ワインでいうと「コルクを抜いてない状態」が、コーヒーでは「生豆の状態」で酸化による影響はさほどありませんが、焙煎をするとワインのコルクを抜くのと同じように、酸化が始まり止めることができません。
【コーヒー豆】 【ワイン】
生 豆 = 未 開 封 (温度・湿度管理が重要)
倍 煎 = 抜 栓 (ここから酸化が始まる)
コーヒーも焙煎直後の味は、軽やかな風味ながらもワインと同じように尖った感じで円やかさに欠けた味がします。自分が煎った豆の場合ですが、焙煎翌日から豆の内部より油がにじみ出て、その油が味を円やかに変化させてるように思います。
しかし、焙煎してから1週間以上を過ぎた豆は、風味は申し分ないのにインパクトに欠けるほど、まろやかになり過ぎていました。
2週間を過ぎると、豆からにじみ出た油が酸化し過ぎてしまい、風味も落ちて美味しく感じなくなるのです。
数ヶ月放置したコーヒー焙煎豆を挽いて飲むことは、数週間・数ヶ月放置した飲みかけのワインを飲むのと同じ・・・「数週間置いた生魚の刺身と同じ」というバリスタがいるほど、焙煎してからの「鮮度」が命の飲み物だったのです。
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